パソコン批評の原稿ベータ版のごく一部
基本的にこれアプするの反則だと思うんだ。
(雑誌原稿は買取である。すでに原稿は編集部のものになっているのだ)
しかし、マイナー誌の悲しみか…パソコン批評って雑誌、地方では売ってないこと多いのね。
そこで、推敲を行なう前の段階の原稿(通常、このぐらい文章作ってから文字数あわせをする)の更に一部を掲載し、パソコン批評の販促物として使用したいと思う。ちなみにこの文章は私の副業方面の文章であり、サイトの文体とは異なる。ちょっとよそいきのVesselの雰囲気を見てやってください。

但し、煽るなよ(w

 

リネージュとラグナロク
この2つのゲームを例にとって考えて見よう。「純粋なゲームシステム」としては、明らかに前者リネージュがラグナロクよりも完成度が高い。また、サーバーなどのハードウェアも(直接比較したわけではないが)リネージュの方が高機能であろうし、実際のユーザー数もリネージュの方が多い。従来のゲームの比較/評価メソッドを持ち出したのであれば、リネージュはラグナロクに大差をつけて圧勝するであろう。
しかしながら、この2者を比較した時、ユーザーの満足度や苦情件数はどうだろう? リネージュ関係のサイトで運営側の不手際を糾弾するユーザーの声は数多く聴くことが出来る。カリスマクレーマーと呼ばれた「ジョカのホームページ」と言う物もある。それに対して私の目の届く範囲ではあるがラグナロクのクレームサイトは存在しないようではあるし、ユーザーサイトで運営側の不手際を糾弾した物は少ない(私は発見できなかった)
重ねて言うが、ある特定の要素のみを排除して両者を比較すると明らかにリネージュの方が完成度が高い。完成度が低いラグナロクはもっとクレーム件数が多くて良いように感じる。
先に私は、「ある特定の要素を排除して比較した場合」と言った。この要素こそが2者のクレーム件数に差が発生した原因であろう。
それが、私が再三書き連ねている「運営側のフロントユーザーフェイス」GMと言う存在である。
単純に人数を比較すると、圧倒的にリネージュが優勢である。5人のGMは日本国内に居住するようであるし、ゲームに関しては最低でも1年近い経験を積んでいる。ラグナロクはたった一人の日本担当GMが存在するだけで、しかも彼は韓国人。日本語はお世辞にも上手ではない。(あくまで比較論で、海外在住の「ガイコクジン」としてはかなり上手な日本語を使っているが)
では何故…と多くの人が疑問を感じるだろう。
まず、運営側として必ず行わなくてはならないのが「ユーザーからの信頼を勝ち取る」事だと思われる。何処かの国の何処かの省庁のように不信感を抱かれては運営が上手く行くわけも無い。リネージュは運営側の声明として「RMT(リアルマネー トレード)禁止」と言う姿勢を打ち出している。RMTと言うのはゲーム内のアイテムを実際に現金で(ゲーム内の貨幣ではない!)取引する事で、韓国では社会問題にまで発展する問題となっているらしい。
実際にRMTの話題をリネージュゲーム内で行うと予告無くBAN(キャラクター等の削除)が行われる時がある。無論そのような事を行う人物はゲーム内ではそのような発言をする訳も無い。Yahooオークションや専用のBBSで商談を進めるのである。少し検索するとこの手の情報はいくらでも収集できるのに、実際にキャラクターがBANされたと言う実例はあまり聞かない。前出のジョカ氏のホームページにも記載があるが、その証拠を挙げる事が出来ない為に禁止事項を行ったユーザーを処分する事が出来ないのだと言う。禁止ではあるが、処罰は出来ない。しかし公式ホームページ上では禁止になっており、処分すると記載がある。この矛盾はどうか? 建前と本音が同居する状況で信頼は勝ち取れるのだろうか?
 余談ではあるが、ある雑誌上で特定のプレイヤーをクレーマー扱いしたゲームプロバイダ社長が居たようだが、彼はその問題となっているサイトの内容を吟味した上で発言しているのだろうか? 
顧客をクレーマー扱いする前に自社の人間の言説を確認するなり、実態を知るように勤めるのが経営責任者の責務だろう。猛省を促したい。
また、ユーザーに対する処分も決して均質ではない。ゲーム内での行為の中である種の行動は「ゲームに相応しくない行動」と言う事で禁止となっており、それらの行動を行ったユーザーに対しては何らかのペナルティーが与えられる事になっている。
実は実際に私もリネージュをプレイしていたのだが、ある時の発言でGMに処分を受けた事がある。
その発言自体が問題であれば問題であると言う事で構わないのであるが、同じ発言を同じ状況下で行った他のユーザーは処分を受けていない。
私は意識的にその行為を行ったわけではないのでGMになぜ処分を受けたか、その理由を問い合わせた。そのGM猫顔氏(仮名)は、自分達の行った処分の正当性をその場で釈明する事が出来ず、Mailで問い合わせるように指示した。自分達の行った処理の正当性をユーザーに告げることも出来ないと言うのはいかがな物か?(しかも回答が到着したのは4日後の事であった) 原則として他のユーザーの処分の状況について、GMが言及する事は無い。しかし私は直接そのユーザーにチャットで処分の有無を確認している。処分は無かったそうだ。
 行った処分の正当性も満足に語れず、公平に行うべき処分を不公平に実行していてはユーザーの信頼を勝ち取れるわけが無い。
 問題の根幹に何があるのかは外から窺い知る事は出来ないだろう。少なくとも外からは。


ベータ版から始まるが為に
 次に、ゲーム自体の導入に関する問題を挙げよう。これらのMMORPGにはいわゆるマニュアルが存在しない。多くはオンラインヘルプと少ない公式ホームページ上の注意書きをもって「プレイの仕方」を学ばなければならないのである。
私は当初、この点に驚いた。今までプレイしてきたゲームの中にここまでプレイヤーを突き放した形でゲームの世界に投入させる物が無かったからである。
 一般にコンピュータショップで販売されているゲームには、操作方法、プレイの仕方、注意事項を記載したマニュアルが付随するのが普通であろう。これらのMMORPGでは情報収集を含めユーザーの立ち上げた情報サイトを見るか、経験と勘で学んでいくしかない。リネージュもラグナロクも公式ホームページにマニュアルの代替となりうる情報が記載されていない。
 この点についてラグナロクは何か思う所があったのか、この春から初めてプレイするプレイヤーに対してオンラインチュートリアルを用意してきた。冒険者の養成所のようなマップにおいて、何をどのようにしていくと良いのか、何が禁止事項で、どのように振舞う事が良いとされるのかが語られるのである。
 私も今でこそ笑って話せるが、このMMORPGで人の攻撃している敵を倒す事は、シーフ(どろぼう)/横殴りと言い一般的に「良くない行動」とされている。(経験値や宝物が分散してしまうからである)世間一般の認識では、困っている人は助けるべきで、人がなにか一生懸命敵と戦っていたら手伝いたくなるのも人情と言う物であろう。それがゲーム内で半ば常識的に適切ではない行動と認識されているのであれば、その旨一言申し添えるのがゲームのプロバイダの役割ではないだろうか? 私は最初にこの行為を行ってしまい、「私が助けた」(と思っている)キャラクターに逆に文句を言われた事がある。正に「異世界観」を満喫してしまったわけだが正直「そのぐらいの初歩的なインフォメーションはチュートリアルや注意事項に記載しておけよ」とは思う。


ベータ版→課金正式運用は正しいか?
この類のMMORPGでの「お約束」なのかも知れないが、多くのMMORPGではベータ版の未完成なシステムを無償で一般ユーザーに公開してバグのチェックを行い、ある程度バグの無くなった時点で課金/正式運用と言う方法論をとっている。しかし正式運用後もバグが次々に発見され、それをひたすら埋めつづけると言う状況が散見される。バグを取る為の無償公開では無いのか? また、正式運用が始まった後で定款に記載されているある種の処置を運営側が誤って処理し、全ユーザーに課金を求めるメッセージを流したゲームもある。正直まだベータ版なのかと苦笑してしまった事件だ。ベータ版の公開には、ユーザーへのアドバタイジングとバグ取り、そして運営側の運営スキルの向上という目的があると思う。普通はバグが発生したり、運営側の運営ミスが発生してはならないのが「正式運用」であると思うのだが、プロバイダ側はどのように感じているのだろうか? 前出のファイナルファンタジーではスクウェアは新聞紙上での謝罪を行った。見事な采配と称揚する事ではないが、製品のバグに対する真摯な態度と受け取る事も出来るだろう。
正直、正式課金後と課金前とで何が変わったか分からない、もしくは正式運用後もベータ版同様に運営を行うのであれば課金をするべきではないと思う。ベータ版と正式版で何が変わるのか、どの様に変わるのかのアナウンスとその変更の正しい実施はプロバイダ側の責務である。
今の現状ではベータ版ではなく試供品とでも名乗ったほうが実態に沿った形であると思う。

引用終わり。