Microsoftを知れ!
今、久しぶりにMicrosoftのサポート技術情報を見に行ったらまたまた改善されていて感動しまくっているVesselである。Microsoftを悪の枢軸と決め付ける輩にゲイツの呪いのあらん事を。
サポート技術情報について
Microsoftの誇る技術情報データベース。その規模たるや公開データベースとしては世界最大規模ではないかと思われる。しかも、その内容は時としてお茶目、時として異常なまでに親切、時として冷徹。
面白い物を想像していない時に思わぬギャグに出会う事が多いので、笑いを堪えるのが辛い時もある。
何ですか.dll地獄って(w
無論、どこかの告知とは異なって役に立つ事この上ない。私は一時期サポートデスクの教官だったりする訳だが、その時に一番最初に部下に教える事は「Knowledge Baseの使い方」だったりする。このデータベースが使用できるのであれば、顧客からの問い合わせの50%近くに即答出来るようになる。
(ハードやソフトの問題ではなく、OSの問題だったり機知の問題として有名な問い合わせとか多いんだよ…)
実際に画面を見つつ使い方をレクチャーしよう。 http://support.microsoft.com/ これがサポートページのTop画面である。私の場合、左上の検索ウィンドウに直接エラーコード等をぶち込んで情報検索をかける事が多い。 (Windows2000以降のOSを利用している場合は、ブルーバックのエラー画面が表示された時、Error 0x00000012等の文字列が表示されるので、この文字列をメモる癖を付けておこう) |
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実際に検索をかけると左の図の様に結果が大量に表示される(苦笑) その中から自分の欲している情報を探し当てて行くわけだが、その際に先のエラーコードの後ろに記載された枝番が役に立つ。これもメモを取って活用しよう。 これで幾つかの情報が選別できる。項目を選択するとサポート技術情報が入手できる。この文書番号さえ覚えておけばダイレクトに技術情報が取得できるので、サポートを生業とする人間は、代表的なよくある質問(FAQ)の回答の番号をメモしておくと良いだろう。 |
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そんな面倒なものメモれないよ! と言うユーザーにはMicrosoftトラブルシューターだ。 最初の画面の左側にある「サービス」メニューから「セルフサービス」内の「トラブルシューター」を選択しよう。 表示される画面を見ながら項目を選択していくと、よくある問い合わせを参照する事が出来る。中のコメントも非常に噛み砕いた形で記載されているので、初心者にも理解しやすいと思う。 Windows内にもこのトラブルシューターに良く似た機能がある。活用するとコンピュータに詳しくなれるぞ! 補注)最近のWindowsXP等では用語集やら専門用語の解説まで入っていてとってもお徳♪ |
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どうしても情報が掲載されていない…と言う時にはニュースグループを活用するという方法もある。これはメールを利用したBBSサービスとも言えるもので、昔は良く使われてた。(エロ画像の交換等に) 最近では下火になりつつあるものの、いまだ情報の濃さでは他の追従を許さない。 なお、このようなニュースグループは利用者同士の相互補完を目的とした物であるので、高圧的に喋ったり「〜ってどうよ?」の様な2ch系の投稿は止めておいた方がいい。場合によってはスーパーハカーに個人情報突き止められてとことん苛められる事もある。 (無論、下手な偽装などをして罪をなすり付けようとしても無駄だ) 最近はネットワーク上での煽り等が非常に多かったりする訳だが、礼節が求められる場では礼節を重んじるのが肝要。バカみたいな投稿して遊ぶの止めとけ。奴らの手は長くて強力だぞ。 |
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で、最近追加されたらしい「でこぼこPCと〜く」等は、ド素人の為の不具合対処法テキストとして非常によく出来ている。実際に素人さんが陥りがちな不具合の話が出てきたり、アプリケーションの有効な利用法等が公開されていてとても良い。毎週金曜日に新作がアップされるらしいので、是非ともPC始めて君は熟読して頂きたい。 |
昔はこれらの情報も一部のサポート技術者(昔の俺みたいな仕事している人)に向けて発信されていたのだが、最近は方針を改めたのか初心者にも門戸を広げてきている。非常に良い事だと思う。
Microsoftが暴利むさぼってるとかいってる奴はまず最初にこの企業の様々なサポート体制を見て、その上で批判しやがれ! MACにここまで親切なオンラインチュートリアルが存在するか? Linuxのコミュニティーにもここまで整備された初心者向けコンテンツは存在しないぞ!
Microsoftは実はサポートの拡充にやたら気を使っている企業である。どこかの「ごめんなさいっ!」企業とはえらい違いだ。たまにお茶目をする事もあるが、彼らの邁進する姿に感動を禁じ得ない。
お茶目)
例えばこんな事。
Office2002で追加されたIME2002。これの目玉機能に音声入力がある。
誰でもこの機能を使うとき、自分の発生に合わせてSoftwareの調整を行うシーンがあるのだが…ここでお立会い。トレーニングを継続するという項目を選択したり、自らトレーニングを行うと幾つかの例文を選択する画面が出てくる。よ〜くその例文を見るのだ。
「ビル・ゲイツ 未来を語る」
やっちゃいました、ビル・ゲイツ(藁
釈迦もマホメットもキリストも、自分の発した言葉/自分の書いた書物を音読させようとはしなかった。孔子も孟子も老子もそんなご大層な事をやってのけた事実は無い。
ミュージシャンやシンガーソングライターなら自分の言葉を歌に乗せて他者に歌わせる事が出来るが、MicrosoftのOS出荷量に比肩できるミュージシャンなど「ビートルズ」ぐらいしか存在しないぞ。
自分の考えを述べた書物を自分の所の商品に組み込み、あまつさえその文章をユーザーに音読させる…神だ! こんな事を平気で出来る奴は神に違いない!
で、ゲイツは引用に際して著作権料を何パーセント取得しているのだろうか? 激しく気になる所である。また、この文例としての「ビル・ゲイツ 未来を語る」は各国語版のWindowsに標準添付されているのだろうか? 興味は尽きない(爆笑)