マウスパッド ぺたっ!

例の士郎正宗デザインマウスを昨年年末から使用してきた訳だが、このマウス…と言うか光学マウス全般に「使用中、マウスカーソルの暴走(ワープ)が発生する」と言う不具合が発生していた。
この現象、要は光学マウスの光学部分…つまりあの赤い色の受光部の感度やマウスを動かすパッドの表面部の細かな傷やゴミ、その他諸々の状況が重なって発生する事が判って来た。(センサー部の感度と周りの状況がこの問題を引き起こす)

私の場合、通常PCを使う時はキーボードを使用している事が多い。(文章タイプしている時間が長い)ので、多少のマウスの不具合は気にしないのだが、これがゲームになると話が違ってくる。
実際に私はラグナロクをプレイするマシンにシロマサマウスを使用していた訳だが、ゴーレム砂漠のように「基本的に敵が密集していない」マップであれば多少暴走しても気にはならない。
が、最近はバイラン島の海底ダンジョンB4に篭る事が多く、激湧き発生時に他人の獲物を横殴りしてしまう事件を引き起こしてしまった。(スマン!)
そうでなくても他人様の居る所でタコ踊り(ポインタが暴走してなんか変な感じでうろうろする)するのも格好悪い。

で、探しましたよ…なんか良いマウスは無いのかと…

ありました! 
Power Support社、Air Padpro!(光学マウス用の黒い奴!)
いや、会社で暇見て検索掛けてたら同僚が「あ、それ要るの?」と言うことで差し出してくれた訳なんだが…予想以上にイイ! この私を貶し大魔神と思っている奴は地獄に落ちるがいい…いい物は素直に称揚するのだ。
つ〜か、何だよこれ…反則気味に使いやすいぞ!
まず何処でも触れられている事だが、マウスのすべりが良い。恐ろしくスムーズに動く。商品自体が少し古目だったのでセットになっているエアーパッド ソールが湾曲してしまい、これを取り付けるとポインタが動かなくなるという問題が発生したのが少々残念だが、このソールとエアパッド プロの組み合わせは恐らく(販売会社がそう宣伝するように)最強セットだ。(取り付けて試した限り、ベアリングでも入ったかと言う様な滑りが確認できた。恐るべし)
パソコン触り始めて10数年と言う経歴を誇る私だが、これ以上に使いやすいマウスパッドは見た事が無い。試しに光学では無い普通のマウスでも動作を見てみたが…これまた快適! 
かつてスタパ斉藤氏が「凄いぜ凄いぜ凄くて死ぬゼ!」と評しただけはある。(注意:その記事読んでないけど、実際にこの商品を評価したのは確か。当然彼ならこのマウスを触って「凄いぜ凄いぜ凄くて死ぬゼ!」と書き殴るに違いない)
このマウスパッド、表面と底面が別種の加工になっていて、裏面は本当に…本当にぺたっと机などに張り付くですよ。普通のマウスパッドだとたま〜にズレてしまったり、場合によっては溶着してしまったり、もしくは根性無くマウスと共に動いてしまったりするわけだけど…それナシ。表面の加工は梨地で在りながらさらさらとした触感を保ち、ゴミも付着しづらい様になっている。マウスパッド検索中に発見したMACのハードウェアレビューサイトに掲載されていたこのマウスパッドの開発者の話を見てみると、この人達マジで「自分も欲しい物」を作っているというある意味オタクな情熱が感じられる。(例の「神は誰が作るのか?」で記載した神々と同種の意気込みを感じる)

パッケージに記載されている文言がまたイカス!
Power Supportのサイト内にあるAirpad Proの宣伝文句を引用してみよう。
「なぜ、マン-マシンインターフェースの重要な構成品であるマウスパッドの品質に、こだわらないのでしょうか?   
手で書いていたときの、ペンへのこだわり。 
右手(左手)の半分以上は、マウスを操作しているはずです。 
マウスの操作感は、マウス本体の軽やかな動きと、画面上のポインタのスムーズな動きにより評価され、 マウスとともにマウスパッドは、快適な操作感を実現するための重要な構成品です。 
しかしながら、マウス本体は、形状や性能等、単体での操作性を追求しているものは見受けられますが、 マウスパッドとの相性まではあまり考慮されていません。 
一方、マウスパッドは、デザインに凝ったものやコスト重視のもの等が多く、 本来の機能を考え、ここまで操作感にこだわって開発されたマウスパッドはあまり見受けられません。 
また、常に人体が触れているものですので、医療用の材料をベースとし有害と疑われている素材は使用していません。 
パワーサポートでは、このマン-マシンインターフェースの重要な構成品の一部であるマウスパッドを真剣に考え、 理想の操作感を実現し、人体にも環境にも優しい商品にするため、あえてコストを無視してこのマウスパッドを開発しました。 」


良い事を言う…私も兼ねてからPCを快適に使用する為にはキーボードとマウスに拘らねばいけないと考えていた。モニタとVGAの発色/画像のシャープさ等も重要だ。
デジタル機器であるパソコンと人間と言うアナログデバイスの仲介役となるモノには最大限の注意を払わなければならない。(実際、デジタル-アナログ変換IC等の近年の発達は、この部分に着目する研究者が多い事を示している) アナログのデバイスは気むづかしいからな! (苦笑)
私もキーボードには相応の拘りを持っている。キーボードは使用者によってかなり好き嫌いの差が激しく、これ最高! と万人の認めるキーボードの決定版は存在しない。(IBMの106日本語鍵盤装置愛好家は多いがな…俺はあのタイプが好きになれない…タイプするとき煩いから)
しかし、しかしっ!
少なくともマウスパッドに関してはAirpad Proは最高に最も近いマウスパッドであると断言していいと思う。
光学式マウスのワープ問題で困ってる人、試して見れ。

彼らも断言している。
「パワーサポートの技術の光る一品です。
一度使ったら、もう他のマウスパッドは使えません。
必ず納得されます。」


いや、正にその通りでした。 
本当は買い置きしたいぐらいなんだけど、買い置きするとエアパッドソールが湾曲するので止めておいた方がいい。恐らくこの商品、かなりのロングセラーになると思う。必要な時に買いましょう。


P.S.
実はこのマウスパッド、(同僚が持って来て)社長が使用していたものなのだが、勝手に社長から分捕った(笑) 今、俺の所に来て「なんかPad変えられてたけど…つるつる滑って使いづらい」と言うお約束通りのお言葉を残して行った。確かに「一度使ったら、もう他のマウスパッドは使えません」と言う売り文句に偽りは無かったぞ(w 返さんがな(爆)